無肥料無農薬の自然農法「つる農園」

この自然農法の畑のメインの作物はパクチーですが、今の時期はその他に人参、じゃがいも、からし菜、トマト、菊芋などを作っています。
収穫された野菜は、藤沢市内の飲食店で料理として提供されたり、善行駅前直売所の八◯八で販売しています。
(ただし、本業が忙しいとなかなか畑に来れないため、販売は不定期になります。)
パクチーの育て方
一般的には「パクチー」の呼び名で通っていますが、英名ではスパイスでおなじみの「コリアンダー」になります。
畑で育てる場合、パクチーは基本的には種まきをしたらたま~に水撒きをするくらいで大したお世話もせずにぐんぐん育ち、葉っぱだけならひと月半くらいで収穫できるそうです。(種を収穫したい場合は3~4か月育てます。)
※蒸れに弱いので、水撒きは気温のあがる日中ではなく夕方にします。
つる農園では、農薬を一切使わないので、アブラムシがすぐにつきますが、放っておいても天敵のてんとう虫がいい仕事をしてくれるのであまり悩まないそうです。確かに畑にはてんとう虫がぶんぶん飛んでました!
パクチーは日当たりを好みますが、日差しをたっぷり浴び続けると、このように可愛らしい花が咲きます(5月~6月頃に開花)。
ちなみに花はエディブルフラワーとして食べることもできるので、お料理の飾り付けにお皿に添えるのもいいですね。
パクチーは初夏から秋まで、葉が元気なうちはいつでも収穫ができるため、長い間食卓を楽しませてくれます。
(あ、パクチーは寒さにも強いので、秋冬栽培も可能です!)
エスニック料理が定番ですが、みっちゃん曰く、千切りにした生姜と白ネギをパクチーで巻いて、さらにそれを豚しゃぶした肉で巻いて食べるのが最高だそうです。
ちなみに筆者は焼酎のソーダー割にパクチーを大量に入れ、モヒートのミントのごとくマドラーで潰して呑むのがお気に入り。
パクチーの種の収穫
パクチーの種子は来年このまま蒔くの?
パクチーの種は茶色い殻1粒の中に2個入っています。
殻はとても硬いため、このまま蒔くと発芽率が悪いので、穀を割って種を出し、一晩水につけてから土に植えるのが良いそうです。
葉物野菜として育てるなら1か月半で収穫できるパクチー。
プランターでも栽培できるのでパクチー好きの皆さんは、ぜひトライしてみてくださいね。
無肥料無農薬で育った「つる農園」の野菜はこちらのお店で購入可能です。
専業農家ではないので、野菜が出来たときだけの販売になりますので、購入を希望される場合は事前にお店に確認してくださいね☺。
つる農園の野菜を買えるお店
八◯八 http://yaoya808.com/
また、つる農園の野菜や香辛料を使った料理がたべられるお店もありますよ♥
イルキャンティ・ビーチェ https://www.yyjam.com/beache
なみのりチキン https://naminorichicken.owst.jp/
ZARUBAKU 笊麦(ザルバク) https://zarubaku-fujisawa.owst.jp/
最後に
土を耕し種を蒔く。水を撒き、虫を取り、苦労して大切に育てる。
育った作物を収穫し、感謝しながらみんなで食べる。
「食育」には欠かせない「食農」(=農業活動について学ぶ)。
食物を育てることの難しさをと素晴らしさを知ると、食べる、という行為の背景にある植物の「いのち」を感じることができ、感謝の気持ちを忘れることは無いと思います。
「おいしい」の数だけ「ありがとう」がある。農業って素晴らしい。