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『無農薬ハーブ農家 かながわハーブナーセリーさんの魅力』

かながわハーブナーセリーの看板 ブルー塗装ボードに白字で

こんにちは、ののじ企画部のたかしです。

先日私は、神奈川県横浜市泉区で無農薬ハーブを育てられている農家の

『かながわハーブナーセリー』さんに取材に行ってきました!

神奈川県内で無農薬でハーブを専門に育てられて、一般に向けて多くの種類の苗をネットでも圃場でも販売し、尚且つ時間をとってハーブの相談にまでのってくれる農家さんです。

ハーブ専門というだけでも珍しいのに、無農薬栽培で、数多くの種類を取り扱っており、安定的に供給できる農家さんは筆者の調べた限りかなり珍しいです。

私は料理家でもありますので、個人的にもこちらに伺うのがとても楽しみでした(^^)/


この記事ではハーブを買いたい方や、無農薬で栽培されたものにこだわる方に向けてご紹介し、安心してハーブを購入したいあなたのお手伝いができたらと思い書きました。

ぜひ参考にして頂ければ幸いです♪


●かながわハーブナーセリーってどんなところ?

アップルミントの群生に埋もれ気味な、アップルミントと書かれた小さな看板

●住所

横浜市泉区和泉町888

泉区生産ハウス(水・木曜定休)

●営業時間

10:00~16:00

●連絡先

園主 笛木 英治さん

090-1206-8665

※配達などで不在の事もあるので、来園される方は事前連絡が必要です。

黒板に書かれた苗の値段

3月~11月の期間は農場での直売を行っています。

農園へのアクセスも楽です♪

南風を通しやすく配置されたハーブの苗と植え込み

綺麗に並んだハーブの列。これは南からくる風を通し易くする為の工夫だそうです。

手前には販売用の苗がズラリズラリと並んで、選ぶのに迷うほど。


ちょっと大きめ、4号サイズのハーブ苗を販売しています。丈夫で育てやすく、すぐに収穫が可能です。


規則的にならぶハーブの植え込みと看板

看板が立ち並ぶハーブの列。なんだかメルヘンな世界。

ハーブの苗たち。たくさんの種類。

たくさんのハーブの苗たち。私もバジルとレモングラスを買って帰りました♪


・近隣には県立境川遊水地公園が

横浜市泉区にある、農業専用地区に指定された地域です。車でのアクセスも用意で、周りには多くの緑や遊歩道、また県立境川遊水池公園があり、ハーブを買いにきたついでにお散歩やサイクリングを楽しむのもオススメです♪


●取り扱い品種

季節もよりますが、料理で使うハーブは大抵あります。

バジル、タイム、ディル、ホーリーバジル、コモンセージ、ヒソップ、サラダバーネット、イタリアンパセリ、パセリ、ローズゼラニウム、オレガノ、ローズマリー、ミント、大葉、レモングラス、レモンバーベナ、チャイブ、コリアンダー、フェンネル、カモミール....まだまだありますが、把握しきれないほど(笑)

ハーブ苗の生産品種は80種、フレッシュハーブの生産品種は40種にのぼります。この品揃えはもう料理をする人間とってはこの上なく嬉しいものです!

すごいですよね。

・店舗への卸販売

ご希望の店舗様へ栽培ハーブリスト、発注書を郵送しています。

ご希望の方は、メールアドレスkanaherb@jcom.zaq.ne.jpまでご連絡ください。


 

・一般の皆様への販売

農園での直売、近郊であれば車での直接配送、またはクール便での発送になります。


●かながわハーブナーセリーをオススメできる7つの特徴

①無農薬栽培、天然成分の防虫対策

防虫対策として木酢液と唐辛子の焼酎付け

農薬は不使用。

 

防虫対策として、木酢液を100〜200倍薄めたもの、トウガラシ抽出液を500倍薄めたもの(焼酎入り唐辛子)、ニンニクの酢漬けなど、全て天然素材由来のものを使用しております。 

 

残留性農薬の危険もなく、水で流れてしまうので晴れの日にかけます。(月1〜2回)

 

②露地栽培

露地栽培されているハーブたち

露地栽培ものはハウス内で栽培されたものに比べて味が濃く、葉もしっかりしたものが育ちます。

虫が付く恐れがあるものの、大変な手間と丁寧なケアにより丈夫で栄養価の高いハーブが育ちます。

 

ローズマリーの様子について解説される笛木英治さん

③種

ビニールに入った自家採取した種たち

種は自家採取と種苗会社から購入するものとを半々でされているそうです。

自家採取は本当に大変で手間と時間がかかりますが、

種代の節約、
土地への固定化によるオリジナル性、
出自が明らかな種なのでブランドの透明性にも繋がります。

④『ハーブ専門』という希少性と親しみやすさ

ローズマリーを指さし、細かに解説する様子

冒頭にも書きましたが、ハーブ専門の農家でしかも無農薬栽培というのがそもそも珍しいのです。

普通はレストランに併設されての小規模畑だったり、農園に行けなかったり、山奥の僻地でアクセスも容易でなかったりと、気軽に行ける事ができない場合が多いです。

その点、こちらはハーブの様子が直に見学でき、また園主と直接お話ができ、育て方などのご相談も親身になってのってくださいます。(園芸ショップなどには専門に聞けるスタッフも少ない。)

⑤肥料作り

土の成分をきちんと分析し、生育に適した肥料作りを徹底してされています。

⑥料理に使いやすいハーブに特化

レストランに卸したり、ハーブのイベントやワークショップも積極的に行われていたりと、より料理に使いやすいハーブ作りに特化する事ができています。

卸先と密に連携が取れている農家さんは少ないと、飲食現場に十数年居た私はそう思います。

⑦アフターケアもちゃんとしてくれる

何か疑問があって、調べても分からない困った時はありませんか?そんな時は園主がご相談に乗ってくださいます。

FacebookPageのメッセンジャーにて質問を受け付けています。


●おすすめのハーブとその効果

料理が大好きな私にとって、かながわハーブナーセリーさんのハーブ全てがおすすめですが、園主の笛木さんのおすすめは『レモンバーベナ』と『ミント』です。

レオンバーベナ......私も名前は知っていましたが、使った事がありませんでした。

なんでも笛木さんはレモンバーベナがきっかけでハーブに興味をもたれたそうで、ハーブティーにした時の特別な、豊潤な香りがとても良いらしいとの事でした。毎年越冬し、ずっと収穫し続けることができるのでとても扱いやすいハーブです。


ミントも比較的栽培し易く、香りが高くて使い勝手が良いのでミントウォーターなどに利用されるそうです。

・レモンバーベナとは

レモンバーベナ

アルゼンチン、チリ、ペルー原産で、クマツヅラ科コウスイボク属。和名は、コウスイボク(香水木)、ボウシュウボク(防臭木)。

 

高さ1-3mに成長し、葉は強いレモンの香りを放つ。豊富な日光、多量の水、さらっとしたロームの土壌を好み、寒さに敏感である。葉はライトグリーンでメスの形をしている。8-9月に薄紫色もしくは白色の小さな花をつける。

レモンバーベナの葉は魚や鳥肉料理、野菜のマリネ、サラダドレッシング、ジャム、プリン、飲料にレモンの風味を加えるのに使われる。また、ハーブティーやシャーベットにも使われる。

____________Wikipediaより抜粋

・レモンバーベナでハーブティーの作り方

ガラスコップに入ったハーブティ

①ポットにフレッシュのレモンバーベナを入れ、熱湯を注いで数分お好みの濃さになるまで煮出します。
②冷えてくるとハーブの味が濃くなってくるので、その前に取り出します。
※ハチミツを入れたり、スパイスを加えたり色々アレンジしてもOK♪できれば無農薬の物を使用しましょう。

・ミントウォーターの作り方

大きなガラスコップに入ったミントとレモンスライス

①浄水にミントと、無農薬のレモンのスライスを入れて一時間ほど冷蔵庫で水出しすれば完成。
※他のハーブや、スパイスを加えたり色々アレンジしてもOK♪できれば無農薬の物を使用しましょう。


●園主 笛木英治さんのご紹介

フェンネルと一緒に移る園主笛木英治さん

横浜市の実家で16年ハーブ苗を中心に園芸植物の生産に携わってきた笛木さん。

人と環境に優しい無農薬栽培による安全・安心のハーブをお届けしたいという想いで、2017年4月に泉区で開園。

泉区での開業の理由は、元々この地区が地産地消が盛んなエリアで農業特区であった事と、周囲の環境が素晴らしかった為。


●笛木さんから皆さんへ伝えたい事

ハーブ畑の前でお話してくださる 園主笛木英治さん

「ハーブは難しいものではありません、気軽に使う事ができます。きっとあなたの食生活をより良いものにしてくれる事でしょう。

農園に来て頂ければサポートもできますので、まずは試してみて頂きたいと思います。」

【かながわハーブナーセリー】

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●最後に

フェンネルとテントウムシ

コロナの影響もあり、世の中の産業は効率化・低コスト化にの流れにますます傾いていっています。そんな中、人々の食の安全の為に時代の流れと逆行して手間をかけてでも品質の良い物を作る農家さんもいらっしゃいます。

私達にできることは買い支える事。

まずは身近のオーガニック農家さんを支えてあげましょう。それがひいてはオーガニック業界全体の底上げに、地球環境の改善に繋がるのです。

(撮影機材iPhone11.撮影・取材 Takashi)