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やさいの育て方

自宅で出来る“おいしい野菜”の育て方

畑で野菜を育てるのはハードルが高いですが、 キッチンやベランダなら気軽にチャレンジできます。
そこでガーデニングクリエイターのたなかやすこさんに、 キッチンやベランダで野菜を育てるコツを教えてもらいました。
自分で育てた、とれたて野菜は格別においしい! ぜひこの喜びを味わってみてください。

ガーデンレタスミックスを育てよう

ガーデンレタスミックスを種から育てよう

秋に種まきをすると、虫が出にくいというメリットがあります。葉ものの値段が高くなる冬に収穫できるため、ちょっとだけ節約にもなります。また、殺風景になりがちな冬のベランダをグリーンで明るくできますよ。

ガーデニング初心者には実のつく野菜よりも、葉もの野菜のほうが育てやすいのでおすすめです。なかでも数種類のリーフレタスがミックスになった種「ガーデンレタスミックス」は虫がつきにくく、間引きをする必要が少ないので初心者にピッタリ! お弁当の彩りにしたり、ハンバーグにちょっとそえたりするのに便利です。

土は有機培養土。種まきの前に水をかける

種は園芸専門店などで購入できます。「ミックスレタス」「サラダミックス」「ガーデンベビー」という名前でも売られています。つい、昔使った種の余りを使いたくなりますが、1年以上経った古い種は発芽しにくいので避けましょう。

土は「有機培養土」がおすすめです。天然由来の有機質肥料が混ぜ込まれていて、植物の根に共生する微生物が肥料を分解し、植物の根が吸収しやすい養分としてくれます。こんなふうに土の中の世界をイメージすると野菜育てが楽しくなります。鉢で育てる場合は「軽い」土を選びます。通気性がよいため、細かい根がよく発達します。また持ち運びしやすいのもうれしいポイントです。

鉢は水抜き用の穴があいていれば、キッチンにあるものも利用できます。リーフレタスを育てる場合、深さが10cm以上あれば育てられます。鉢底に鉢底石(軽石)を敷いておくと水はけがよく、根ぐされ予防になります。持ち手などを利用したり、バスケットなどに入れて天井などから吊るすと、日当りや通気性もアップして眺めながら育てられます。

水切りボウル「コランダー」を利用する場合、内側にエアパッキンを敷いてください。鉢と土の間に空気が入り、断熱材の役割もしてくれます。このとき、プチプチではなくつるつるした面を内側にします。水が抜けるように、目打ちなどで数か所穴をあけましょう。

目打ちで穴を開ける

そして鉢の際までしっかりと土を入れます。土を入れたらジョウロで水をたっぷりかけます。鉢底から水がポタポタとしたたり落ちるくらいたっぷりかけてください。種をまいてから水をかけると種が土の下にもぐってしまうので、必ず種まき前に水をかけましょう。水をかけたあと、手で土を触ってならします。

種の間隔を1cm以上あける

土が乾いたら種をパラパラとまきます。このとき1つ1つの種の間隔を1cm以上あけます。つい種をまきすぎてしまいがちですが、間隔をあけずにまいてしまうと間引きしなくてはならなくなります。

種をまく

種をまいたら土をうっすらとかけます。種が見えなくなるくらいで十分です。土をかけすぎると発芽しなくなってしまうので気をつけましょう。

発芽するまで鉢にシャワーキャップをかけるのがおすすめです。土の表面が乾きにくく、発芽に適した温度と湿度が一定にキープされます。シャワーキャップはドラッグストアなどで売られている薄い使い捨てのものを活用します。目打ちなどで3か所くらい穴をあけて空気が入るようにしましょう。透明のシャワーキャップにすれば、中が見えるので安心です。

シャワーキャップをかける

発芽するまでは鉢を直射日光があたらない日陰に置きます。もし土を触ってみて乾いていたら、霧吹きで水をかけましょう。

1~2個発芽したらすぐに日があたる場所へ

種をまいてから4~5日くらいで発芽します。

1~2個発芽したらすぐに、日あたりと風通しのよい場所へ移動します。すべての種が発芽するまで日陰に置いておきたくなりますが、1~2個発芽したらその他の種もすぐに発芽するので移動してください。ずっと日陰に置いていると、発芽後に茎がもやしみたいにひょろひょろしてしまいます。

発芽後

発芽後は土を触ってみて乾いていたらジョウロで水をあげましょう。2日に1回くらいでOKです。水をあげる回数が多すぎると芽が溺れてしまったり、根が伸びずに枯れてしまいます。「土が乾いてくると、水を求めて根が伸びてくる」とイメージするとよいでしょう。

このとき重要なのは、水をたっぷりあげること。そうすることで、土の中の空気が入れ替わってフレッシュになり、根が呼吸できるようになります。

霧吹きで水やりをする方がいますが、土の表面が濡れただけになりがちです。下の土まで水をしっかり浸透させるために、ジョウロを使って、鉢底から水がポタポタとしたたり落ちるくらいたっぷりあげてください。

枝元を2cmほど残して収穫!

葉の長さが3~4cmくらいになったときに、もし葉が混み合っていると感じたら間引きをします。枝元からハサミでカットします。間引きというよりもちょっとした収穫として、とれた葉をベビーリーフとして朝食の目玉焼きに添えたりするとかわいいですよ。

葉の長さが8cmくらいなったら、枝元を2cmほど残してハサミでカットして収穫します。2~3週間くらい経つと、株の中からまた新芽が出てきます。3クールほど収穫できるので3月末くらいまで楽しめます。

有機培養土なら土を入れてから2か月くらいは肥料が不要です。2か月くらい経ったら肥料の効果が薄れてしまうため、適量に薄めた液体肥料を週に一度ほど与えてください。

収穫

写真で鉢として使っているコランダー(水切り用のボウル)はもともと調理器具なのでダイニングテーブルになじみます。

レタスの種類によって、葉の色が赤味を帯びていたり、葉の形がギザギザしたり、丸かったりするので見た目が美しく、食卓が華やかになります。テーブルに置いたレタスを各自でカットしてオープンサンドを作るのも楽しいので、ぜひやってみてください。

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<ワンポイントアドバイス>

種をまくとき、種同士がくっついてしまったり、つい多くまきすぎてしまいがちです。そこで、コショウやスパイスを入れる瓶に種を入れるのがおすすめです。瓶を2回くらい振れば種をパラパラと適量にまけます。瓶は直射日光の当たらない室内に置いてください。並べるだけでインテリアにもなります。寒くなり暖房をつけるようになったら冷蔵庫の野菜室などに入れるとよいでしょう。

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撮影/田中淳
編集協力/DECO

近影

たなかやすこさん

ガーデニングクリエイター&イラストレーター。コンテナをメインとした家庭菜園歴25年の経験を活かし、市民講座やワークショップを開催している。
著書に『とれたてがおいしい! おうち菜園』(扶桑社)、『LEE CREATIVE LIFE とれたての幸せ。はじめてのベランダ菜園』(集英社)、『シンプル&エコに育てるおいしいベランダ菜園』(家の光協会)、『ベランダ寄せ植え菜園』(誠文堂新光社)など多数。

http://www.greengloves.jp/

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